店長日記

音楽、料理、旅、とか。

何が日々のモチベーションとなるのか

先日、気の合う知人とある高校生の演奏会を聞きに行ってきました。知人との久々の会話、演奏会後の飲みも楽しかったのですが、何より演奏会そのものに感動した自分がいます。

高校生離れした演奏会。演奏会では、普通の演奏以外にもマーチングが行われ、舞台設備・照明器具をフル活用した、まるでプロのライブではないかというような、そんなマーチングを見ることができ、大いに感動しました。

 

すると、なんだか今週の仕事や、吹奏楽の練習にもやる気も持てて取り組めているような気がするのです。時間を有効に使えるほどにエネルギッシュな気持ちでいることができています。

なんでこんな気持ちでいられるのか振り返ってみると、やはり素晴らしい演奏会を見たからだと思うのです。自然に拍手をしたくなるような演奏会は久々でした。

 

これは演奏会、音楽に限った話でなく…何にせよ、感動できる体験というのが、自分のモチベーションに繋がるのではないのかと思うのです。

大切なのは、何かに感動して、素晴らしいと思えること。新鮮であり、驚きがあり、技術の高さがあり、気持ちがこもっている…こんな体験を探しに行くこと。

そしてそれを感じ取れることができること。受け手としては、感じ取ろうと思う気持ちが大切で、もしそれがなければ、ただ「良かったね。」程度の気持ちにしかならず、気持ちが高ぶることは無いんだろうなと思います。

 

そんな体験を探して、アンテナを高くして、いろんなことに興味をもって、いいモチベーションを維持していきたいですね。

2018年の始まりに際して

あけましておめでとうございます。

昨年は紙の手帳に毎日の記録を付けていたので、こちらには全然記事を書いていませんでしたね。。。

今年は毎日の記録はしないにせよ、もう少し記事を書いていきたいですね。

 

というわけで、しかしもう1週間経ってしまいましたが、今年の目標です。

今年は、気持ちに余裕を持って日々を生きたいと考えています。昨年はつい目の前のことに集中しすぎてしまって、視野が狭くなってしまったかなと思っています。仕事もプライベートも。

今年は、あまり身構えることが無いようにしていきたい。そのためには、気持ちの持ちようも然ることながら、事前の準備をしっかりすることが大切だと思います。準備をしても役に立たないこともありますが、しかし準備をするのとしないのでは、気持ちの余裕度が違ってくるのを、これまで何度も感じています。

準備って実際面倒ですし後回しにされがちですけど、大切な一瞬を無駄にしないためにも、今年は準備をしっかりして、余裕を持って生きる。そして、自分にも他人にも優しく生きる。これを意識していきたい。

ボクたちはみんな大人になれなかった

久々です。今回は小説的なものから。

 

ボクたちはみんな大人になれなかった

ボクたちはみんな大人になれなかった

 

 

Twitterで知って、気になったので読んでみました。

内容はネタバレになるので語りませんが。。。

ぐっと引き込まれるように一気読み。読後、どこかふわっとしたような、浮遊感を覚えています。救いはない、でも開き直りするでもなく・・・地に足のつくことのできなかった、大人になれなかった筆者の思いが伝わったのでしょうか。

おとなの小論文教室。

今回はこちらを。

 

おとなの小論文教室。 (河出文庫)

おとなの小論文教室。 (河出文庫)

 

 

タイトルは小論文教室となっていますが、小論文というよりは、自分を表現すること、コミュニケーションすることについて、いろんな人からのメールを介しながら筆者の考えを述べていく本だと思います。

ただ、ありきたりな一般論ではなく、メールで紹介される悩みや、筆者自身の悩んだこと、考えたことから導かれたナマの声が、リアルに書かれている本です。だからこそ、一つ一つのエピソードがとても心に響く内容になっています。

中は25個のLessonと言う形で、色々なエピソードが詰まっています。一つ一つは短く、また身近に感じられる話題ばかりですので、ちょっとした読み物としてもおすすめですし、表現やコミュニケーションに悩んでいる人にも役に立つ本だと思います。

嫌われる勇気

一時期話題にもなりました。アドラー心理学の本ですね。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

本家本元のアドラー心理学の本を読んだことはないのですが、岸見先生の理解されるアドラー心理学について、対話形式で説明されている本です。最近ではアドラー心理学はメジャーになりましたけれども、当時はこの一冊が飛び抜けて話題になったような気がします。

他の心理学、人生論等はあまり知りませんが、この本で説明されている内容を十二分に理解したならば、人生が生きやすくなりそうな、そんな気がします。日本人が特に気にする他者との関係性について、この本では明確な解答を与えています。

この本の内容にすべて同意できるわけではないですし、理解も十分にできていないと思います。それほどにこの本の内容を実践するのは難しいと思います。ですが、例えば他者との関係性であるとか、今を大切にする考え方等、生きていく上で参考になるエッセンスは沢山あるので、心理学など興味がない人でも、読んでみるとためになることがあると思います。

正しいパンツのたたみ方

意欲的なタイトルですが、かなりいい本だと思います。

 

正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)

正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)

 

 

家庭科教師をやっている筆者の本です。家庭科の授業を通じながら、自立して生きていくとはどういうことなのか、をわかりやすく解説されている本だと思います。

岩波ジュニア新書ということもあり、高校生向けにわかりやすい文になっています。学生に読んでもらうことが一番でしょうが、一方で大人が読んでもかなりためになる内容ではないでしょうか。大人にとっては、自立するということ、他者との関係の中で生きるということを見つめ直せる本でもあります。

高校生のときにこんな授業があればよかったなぁなんて思います。無論、受験勉強のための勉強授業を否定はしませんが、家庭科に限らず実習系の授業も大切にしてもらいたいな、というのが個人的な思いです。

 

マーケット感覚を身につけよう

ちきりんさん本2冊目でございます。

 

 

自分のアタマで考えようの対になる本とのことです。つまり、「考える」=論理思考の反対にある感覚、それがマーケット感覚とのこと。ただ個人的には「対」になる、ほどではなく、別のアプローチから切り込む本かな、と思います。

論理思考については、巷に山のように本がありますが、一方でマーケット感覚、すなわち何が売れるのかがわかる感覚 について書かれた本は少ないように思えます。ただ、このマーケット感覚というのが曲者で、そんなことがわかれば誰でも大金持ちなわけで…つまり正解など無いのです。論理思考はある程度正解、決まったアプローチがあるわけですが、マーケット感覚は無いのですよね。この本でも正解については書かれていません。ただ、この感覚が重要なこと、どんな視点が大切か、どうやって身につけるべきか、ということが、ちきりんさんのわかりやすい解説や図解を見て理解できる本かと思います。