ひらめき教室
早速2冊目。暗殺教室の作者、松井先生と、デザイナーである佐藤さんの対談本になります。
弱者のための仕事論ということで、お互いの苦手なところ、ちょっと恥ずかしくて人に言えないところを曝け出しながら、その中で生き抜くための(生き抜いてきた)知恵や経験を紹介している本です。といっても堅苦しくなく、さらっと読めるのがこの本のいいところだと思います。
私は、特に松井先生の話がとても身近に感じられました。漫画家として求められがちな画力が無い中で、どうやって生き抜いてきたのか。まさしく、弱者のための仕事論ですね。
人と違うことを恐れず、逆にそれを武器にしたからこそ今がある。仕事に妥協はしないけれども、そこに行き着くプロセスは自由で良い。なんて、そんなことを感じた一冊です。肩の力が抜ける本だと思います、新書でお安めなので是非どうぞ。