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店長日記

音楽、料理、旅、とか。

おとなの小論文教室。

今回はこちらを。

 

おとなの小論文教室。 (河出文庫)

おとなの小論文教室。 (河出文庫)

 

 

タイトルは小論文教室となっていますが、小論文というよりは、自分を表現すること、コミュニケーションすることについて、いろんな人からのメールを介しながら筆者の考えを述べていく本だと思います。

ただ、ありきたりな一般論ではなく、メールで紹介される悩みや、筆者自身の悩んだこと、考えたことから導かれたナマの声が、リアルに書かれている本です。だからこそ、一つ一つのエピソードがとても心に響く内容になっています。

中は25個のLessonと言う形で、色々なエピソードが詰まっています。一つ一つは短く、また身近に感じられる話題ばかりですので、ちょっとした読み物としてもおすすめですし、表現やコミュニケーションに悩んでいる人にも役に立つ本だと思います。

嫌われる勇気

一時期話題にもなりました。アドラー心理学の本ですね。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

本家本元のアドラー心理学の本を読んだことはないのですが、岸見先生の理解されるアドラー心理学について、対話形式で説明されている本です。最近ではアドラー心理学はメジャーになりましたけれども、当時はこの一冊が飛び抜けて話題になったような気がします。

他の心理学、人生論等はあまり知りませんが、この本で説明されている内容を十二分に理解したならば、人生が生きやすくなりそうな、そんな気がします。日本人が特に気にする他者との関係性について、この本では明確な解答を与えています。

この本の内容にすべて同意できるわけではないですし、理解も十分にできていないと思います。それほどにこの本の内容を実践するのは難しいと思います。ですが、例えば他者との関係性であるとか、今を大切にする考え方等、生きていく上で参考になるエッセンスは沢山あるので、心理学など興味がない人でも、読んでみるとためになることがあると思います。

正しいパンツのたたみ方

意欲的なタイトルですが、かなりいい本だと思います。

 

正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)

正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)

 

 

家庭科教師をやっている筆者の本です。家庭科の授業を通じながら、自立して生きていくとはどういうことなのか、をわかりやすく解説されている本だと思います。

岩波ジュニア新書ということもあり、高校生向けにわかりやすい文になっています。学生に読んでもらうことが一番でしょうが、一方で大人が読んでもかなりためになる内容ではないでしょうか。大人にとっては、自立するということ、他者との関係の中で生きるということを見つめ直せる本でもあります。

高校生のときにこんな授業があればよかったなぁなんて思います。無論、受験勉強のための勉強授業を否定はしませんが、家庭科に限らず実習系の授業も大切にしてもらいたいな、というのが個人的な思いです。

 

マーケット感覚を身につけよう

ちきりんさん本2冊目でございます。

 

 

自分のアタマで考えようの対になる本とのことです。つまり、「考える」=論理思考の反対にある感覚、それがマーケット感覚とのこと。ただ個人的には「対」になる、ほどではなく、別のアプローチから切り込む本かな、と思います。

論理思考については、巷に山のように本がありますが、一方でマーケット感覚、すなわち何が売れるのかがわかる感覚 について書かれた本は少ないように思えます。ただ、このマーケット感覚というのが曲者で、そんなことがわかれば誰でも大金持ちなわけで…つまり正解など無いのです。論理思考はある程度正解、決まったアプローチがあるわけですが、マーケット感覚は無いのですよね。この本でも正解については書かれていません。ただ、この感覚が重要なこと、どんな視点が大切か、どうやって身につけるべきか、ということが、ちきりんさんのわかりやすい解説や図解を見て理解できる本かと思います。

自分のアタマで考えよう

本日は、よく参考にさせていただいているちきりんさんの本から。

 

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

 

 

「考える」ということがどういうことかを、ちきりんさんの例示を交えてわかりやすく説明している本です。社会人の役に立つことは然ることながら、高校生大学生にも十分わかりやすく、また役に立つ本になるのでは無いでしょうか。

いわゆる自己啓発的な本に書かれていることとあまり変わらない、というのはその通りではあります。しかし、そこら辺の本より遥かに分かりやすく、読みやすいというのがこの本の魅力であると思います。私も何度も読み返していますが、本当にすぐ読める割に、毎回得られるものがあります。「考える」ことの入門編としておすすめです。

 

プレゼンテーションZEN

三冊目。題名の通り、プレゼンテーションの本になります。

 

プレゼンテーションZEN 第2版

プレゼンテーションZEN 第2版

 

 

デザイナー向けの本というか、どちらかというとTEDで行われているようなプレゼンテーションをするための本と言えます。効果的なビジュアルとキーワードのみのスライドが中心で、それをプレゼンターのトークで補足しながら、あたかも一流のショーであるかのような、そんなプレゼンスタイルのための本です。

私は一般企業のサラリーマンであり、正直この本通りのスライドを作成したら、まず怒られるでしょう。プレゼンターがいないと成立しないプレゼン資料は、なかなか会社では求められないのではないでしょうか。

とは言え、この本から学ぶこともたくさんあります。見やすいプレゼン資料を作成するノウハウも然ることながら、一般的な仕事論の本としても役に立つでしょう。日本の伝統が大切にしている考え方・感じ方を仕事に応用すること…日頃仕事に追われる身としては、初心に帰るというか、大事な考え方のように思えます。

ひらめき教室

早速2冊目。暗殺教室の作者、松井先生と、デザイナーである佐藤さんの対談本になります。

 

ひらめき教室 「弱者」のための仕事論 (集英社新書)

ひらめき教室 「弱者」のための仕事論 (集英社新書)

 

 

弱者のための仕事論ということで、お互いの苦手なところ、ちょっと恥ずかしくて人に言えないところを曝け出しながら、その中で生き抜くための(生き抜いてきた)知恵や経験を紹介している本です。といっても堅苦しくなく、さらっと読めるのがこの本のいいところだと思います。

私は、特に松井先生の話がとても身近に感じられました。漫画家として求められがちな画力が無い中で、どうやって生き抜いてきたのか。まさしく、弱者のための仕事論ですね。

人と違うことを恐れず、逆にそれを武器にしたからこそ今がある。仕事に妥協はしないけれども、そこに行き着くプロセスは自由で良い。なんて、そんなことを感じた一冊です。肩の力が抜ける本だと思います、新書でお安めなので是非どうぞ。